「時間を味わう、最高の休日」
誰でも簡単に扱え、本格的な炭火料理が楽しめる七輪「YOKA SHICHIRIN++」

【開発秘話】YOKA SHICHIRIN++ができるまで(14)


こんにちは。YOKAの角田です。

届いた試作3号機(まだ手作り試作です)を使い倒していくのですが、今までの改良のかいあって、本当に使いやすい!!着火も消火も再着火も良好!

そうなると、そこで作るものに目線が移るようになります。スーパーで「これを焼いたらどうなるんだろう?」「こんなことをしたら美味しそう」と食材を見て回る毎日。

YouTubeの動画もどんどんはかどります。 何度も何度もいろいろな角度から七輪を試し、いろいろなそしてこれは本当に良いものだ!!という確信を得ていきます。 ただ…
 


いまでは周知の事実として皆さんご存知だと思いますが、アウトドア業界、特に「キャンプギア業界」がコロナ明けから急激に(本当に急激に!)縮小していた中の開発です。

SNSやYouTubeでの反応はそこまで良くなく、良いものを作ったという自負はあるのに売れる確信はそこまで持てない、という状況でした。

手元の資金もどんどん無くなり、自己資金で製造するのも非常に難しい状況になってきました。 (ちなみにクラウドファンディングの目標金額390万円は、製造のための最小ロットをクリアするための、リアルな数字です)

そこで思いたったのが、クラウドファンディングだったのです。 実はKibidangoの皆さんとは10年近く前に別プロジェクトでお会いしており、そこでクラウドファンディングとはなんぞや?ということを教えていただいていたことがあったのです。

その縁をたぐり、本当に藁にもすがる思いでお願いしたのが、今回のクラウドファンディングだったのです。

まだネーミングも決まっていない段階で相談させていただいたのですが、いろいろとお話させていただく中で「七輪を400年ぶりにアップデートしたもの」である、というキーワードが生まれました。

アウトドアブームの縮小で腐りかけていた僕なのですが、この言葉ではっとしまして。

そうだ、デザインというのはアップデートするということじゃないか!僕はそれを思って七輪を作ってきたのだし、自信を持って良いんだ!!

もつれていた糸をほぐすように、この七輪に対する思いを吐き出していき、そして人に自信を持ってご紹介できる、今回の長い長い説明ページが生まれたのでした。

「クラウドファンディングは仕込みが9割」という言葉を10年近く前に聞いていたので、製品を作り上げるだけでなく、メディアさんへの打診、さーやんさんはじめ、インフルエンサーさんへの打診、メイン動画撮影、応援動画撮影などなど、2ヶ月くらいをかけて様々な準備を進めるなかで、ようやく製造のための「型」を作る段階にも進みました。

そしてクラウドファンディング開始1ヶ月前に、ようやく「試作4号機」が出来上がってきたのです。

(つづく)

2025/02/05 10:40