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不妊治療、養子、LGBTQ、子をもたない選択
子どもをめぐるすべての選択を肯定する米国のノンフィクション
「子どもを​迎えるまでの物語」を翻訳出版したい!

出版記念イベントのご報告・海外図書館寄贈のお知らせ

皆さん、お久しぶりです。発起人の石渡です。
サウザンさんからの活動報告にあったように、6月16日から『子どもを迎える物語 生殖、不妊治療、親になる選択』が全国書店にて販売開始しました!
 
それに合わせて、先週6月25日金曜夜、本書の出版記念イベントがオンライン開催されました。クラウドファンディング期間中に、本イベントに参加する支援コースをお選びいただいた方を対象にしたイベントでした。
 
クラファン期間中は本イベントの対面開催を目指していましたが、いまだワクチン接種なども広まらない状況を鑑み、やむなくオンライン開催に変更しました。しかし、せっかくオンライン開催ならばと、東京だけでなく、他県、他国にお住まいで活動されている方もゲストとしてお迎えして、パネルディスカッションを企画しました!


写真右上から時計回りで西部沙緒里さん、川口 優太郎さん、みっつんさん、
長村さと子さん、古賀さん(サウザンブックス)、石渡(発起人)。


ライフサカス代表 NPO女性医療ネットワーク理事である西部沙緒里さん、現役の胚培養士であり、リプロダクティブサポートファーム東京代表の川口 優太郎さん、ふたりパパのみっつんさん、そして一般社団法人こどまっぷ代表理事の長村さと子さんをお迎えしたこのパネルディスカッションでは、「多様な多様な家族を尊重し合う社会へ」をテーマに、皆さんの活動内容や、それぞれの分野で感じていらっしゃる社会の障壁などをお伺いしました。

本当に濃い内容で、司会という大役を預かっていたのですが、場をまとめるというより、ただただ皆さんだからこそできるお話に聞き入ってしまうこともしばしばでした。

その中で、すごく印象に残っているのが、皆さんの活動のご説明の中で「居場所」というキーワードがあがってきたこと。
ご自身の生殖にまつわる選択肢について検討し、情報を探すなかで、自分が選ばんとする選択をした経験を語る人がすくなかったこと、だからこそ、自分もその情報を提供したいと思っていること、居場所を作りたいこと。
この本のテーマに通じるものであり、あらためて、それぞれの形での支援活動・啓蒙活動を最前線で行われている皆様のお話が伺えて、本当に嬉しく思いました。
また、お話が盛り上がる中で、もう一つのキーワードがあがったのですが、それは是非コース参加者でまだご覧いただいていない皆さまの楽しみにとっておきたいと思います。ライブ参加が叶わなかった皆様には、別途録画リンクをサウザンさんよりメールにてお送りしていますので、是非ご覧くださいね!


本をアメリカとイギリスの図書館に寄贈しました
クラファン実施中に、本を寄付という形の支援を行ってくださった方が数名いらしたので、海外の図書館に三冊寄贈しました。
本の舞台でもある米国のロサンゼルスのLA County Public Librayと、ニューヨーク市立図書館(NYPL)にそれぞれ一冊ずつ寄贈しました。それから、イギリスのロンドンのウェストミンスターのSt John's Wood Libraryに寄贈しました。

支援コースによっては、複数冊本書が手元に届いた方もいらっしゃると思いますが、お友達に売るのもプレゼントするのももちろん素敵ですし、地元図書館に寄贈いただくのも多くの人に読んでいただける機会となります。社会支援の意義も大きな本書ですので、こうした形でのコミュニティ支援に興味があれば、是非最寄りの図書館に寄贈を受け付けているかお問い合わせいただければ幸いです。

さて。これで、クラファン、翻訳、そして全国出版という、この本のお産フェイズが終わりました。この産み落としの間、応援いただいた皆さんにあらためて心からお礼申し上げます。

ここから、この本がまた多くの方に出会い、そこから旅をしていく時間が始まります。
さらにこの本を沢山の方に届けられるよう、もし匿名で感想などお送りいただける場合[email protected] までぜひお便りください。オンライン書店などのレビューやSNS投稿もすべてが力になります。

引き続き応援いただけたら、本当に嬉しいです。


感謝を込めて
石渡悠起子
 

2021/07/01 17:09