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目から鱗!フランスの子育て支援漫画「ターラの夢見た家族生活」
を翻訳出版して、すべての子どもが幸せに育つ社会を目指したい

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おかげさまでプロジェクト達成し、期限がきましたので募集を終了しました。みなさまからのご支援心より感謝申し上げます。


『ターラの夢見た家族生活』は、サウザンブックスのECサイト、全国の書店、ネット書店で販売中。

書名: ターラの夢見た家族生活 親子をまるごと支えるフランスの在宅教育支援
著:パボ
訳:安發明子
発行年:2022年2月
仕様:A4変形判/並製本/176ページ/4色
ジャンル:単行本・社会福祉・子育て
ISBN:978-4-909125-47-7

活動報告のページでも本の制作の様子をお知らせしますので、合わせてごらんください。


日本では、不登校児童が過去最高の24万人を記録し、また中高生の1割が自傷経験があるといわれています。
いま、日本の子どもたちに何が起こっているのか、分析が様々なところで進められています。
そのような日本ですが、このプロジェクトは、

「日本の子どもたちのために何ができるのか」を考えている全ての人へ。

とくにソーシャルワーカーのみなさんへ
 

日本でソーシャルワーカーをしていてバーンアウトした私が
フランスで子育てして出会った

「子どもがまんなか」&「家族まるごと」
支えて育てる社会のかたち。

 

こんな社会のありかたを描く、フランスの漫画を日本語にして出版したい、と考えています。
 

『ターラの夢見た家族生活』はどのような本?


この漫画は、
 

フランスで35万件の定期購読数を誇るソーシャルワーク週刊誌に毎週連載

家族と子どもを支える
全ての人たちをエンパワメントしている漫画

であり、

どんな家庭環境でも、
子どもたちが安心して育つことができるよう見守り、
親のことも支えてくれる人がいることの
大切さを感じることができる漫画

 

です。


概要のご紹介。頼ることが難しい母のもとで成長していこうとするターラと、
不器用なエデュケーター
であるパボの物語 ~漫画で伝えるフランスの在宅教育支援の実際~

お母さんを頼ることが難しい8歳の女の子ターラは施設育ち。でもやっぱりお母さんと暮らしたいという「夢」があります。そんなターラに示された家に帰る条件は、在宅教育支援を受けること。そしてターラは支援を受けることを決めます。

ターラとお母さんの担当となったのは不器用なエデュケーターのパボ。

ターラにとってパボは、家族のことをよく知る叔父さんのような頼れるおとな。パボと一緒にパリの街を歩きながら、会ったことのない父について疑問をぶつけたりして、あまり頼りにできない母のもとで自分を築いていく…。

この漫画『ターラの夢見た家族生活』には、
フランスのエデュケーターの動きや言葉遣い、親子との距離感、また両親の不仲や貧困、親の病気など厳しい環境であっても、逞しく育っていく子どもたちの姿が、エデュケーターでもあり、原作者であるパボによって豊かに描かれています。

この漫画はフランスで当初、教育関係者や保育、子どもに接する職業に就く人たちの間で大ヒットしました。現在では中高生のファンも多く、「親も大変なんだな」「でもこうやってリカバリーしていく方法があるよね」「信頼できるおとなとの出会いは子どもにとって大きいよね」と幅広く楽しまれています。これを読めば、
 

日本の子どもたちの幸せを育む,ヒントと勇気がもらえます!

※エデュケーター:フランスの国家資格で、児童保護分野で中心的役割を担う資格。児童保護、障害、社会的精神的困難を抱えた成人の自立支援を学び、看護師のように機関や役職に関わらずエデュケーターとしてキャリアを積む。若者たちはよく「彼は私のエデュックだよ!」という言い方をして、運がいいと親戚のおじみたい、社会的親ともいえるエデュケーターに出会えることも。フランスでは、心配な状況で、支援が必要であると判断された子どもに対し、月5時間〜毎日1時間エデュケーターが一緒に過ごし、教育的支援をおこなう。毎年未成年人口の約1%が利用。平均約1年半で家庭内の状況が改善し終了していて、保健省は状況が悪化し施設措置になることに比べたら9000分の1のコストで済むと報告している。

この漫画について、そしてフランスの支援についての説明動画はこちら https://www.youtube.com/@akikoawa

(熊本県民テレビ)【フランス】日本との違いは?フランス漫画家が伝えたいエデュケーターという仕事 https://youtu.be/SIZlrycEs5k

安發明子HPより 治療より予防が低コスト
活動報告 エデュケーターの仕事について

 

『ターラの夢見た家族生活』と私との出会い

このプロジェクト発起人である私は2022年に、フランスのソーシャルワーカー1200人が集まる全国大会でこの本に出会いました。会場でみんなの注目を一際集めていたのがパボでした。会場の一角で『ターラの夢見た家族生活』をパボが山積みにしていて、サインを求める列として30人近くが休憩のたびに並んでいました。とにかく買って帰りました。

でも読み始めたら止まらない!翌日も大会があるというのに結局夜中の4時まで、ページをめくるごとに笑ったり泣いたりしていました。

どうしてそんなに面白いのか。私がフランスの福祉について講演をしたり文章を書くと「目から鱗がいくつも落ちた」とよく言われますが、この物語が漫画だからこそ感じられる、母とターラ、そしてパボとの間で交わされるやりとりが、鮮明にその生きた福祉を描き出しているからです。特に、エデュケーターが子どものことを第一に考えつつも、家族のまるごとを支え育てようとする様子です。フランスのワーカーは「そう行動するのか!」という発見をたくさんこの漫画から読み取ることができます。

この漫画を読むと、
・ソーシャルワークの価値と哲学についてヒントが散りばめられている
・子どもと家族の幸せを願い奮闘している姿に何度もうなずく
・どんな家庭環境でも、子どもたちが安心して育つことができるよう見守り、親のことも支えてくれる人がいることの大切さを思い出す
・子どもの調子が良くなる方法があるということを実感する機会になる

ターラとパボの姿を読んだわたしは、ワーカーをしていた時のことを思い浮かべずにはいられませんでした。ターラとパボのやりとりと、思い出の子どもたちと心許ないワーカーだった私の思い出とが、目を閉じるたびに記憶のなかで交錯しました。あの時この漫画を読んでいたら、どれだけ自分が救われていたのか、と。

わたしは翌日、出ている残りの本とデッサン集をできるだけ買い、日本でもこの漫画をぜひ読んでもらいたい、そう思ったのでした。

 

こちらの活動報告もあわせてごらんください。

この漫画を日本で出版したい理由
社会的ニュース週刊誌に連載されている「ターラの夢見た家族生活」


中身を一部読みしてくださった方々のご感想

「一人のソーシャルワーカーとしてまだまだやらなければならないことがたくあることを、カルチャーショックとともに痛感しました。この本は大きな気づきを与えてくださいました」親子支援をしている臨床心理士

「支援者は子どもにとって唯一、彼らの成功を信じ続け、励ましの言葉をかけ続ける人になるかもしれない。支援者にできることは何か、それを根本から問いかけてくる」「一番大切なのはこれから育とうとする子どもたちで、そのためにおとなである自分たちに何が出来るのかを考えられるようになると思いました」地域の子育て支援活動の実践者

「私なら、こんな支援がほしい。家庭の中に入り込んで、第三者として見守る、寄り添う。時には一緒になって楽しむ。その支援者は中立な立場で夫婦をみてくれる人で、いつか子どもにとって親以外の頼れる人になる。そんな、家族と一緒に伴走してくれる専門家が日本にもいたらいいなって思います」家族ケアを経験している助産師

「パボさんの言葉は、そうだよね、そうなんだよねとうなづくことがいっぱいです」(社会政策研究者)

一部読み「『ターラの夢見た家族生活』一部読みと動画のご紹介」

ソーシャルワーカー妻川真理子さんのコメント
児童養護施設や里親家庭などで生活する子どもたちの「巣立ち」を支援するブリッジフォースマイル林恵子理事長のコメント
公認心理士・臨床心理士三浦光子さんのコメント
NPO法人アクセス 事務局長  野田沙良さんのコメント
NPO法人ぷるすあるはさんのコメント
NPO法人バディチーム 理事  濱田壮摩さんのコメント
株式会社子育て支援 代表取締役 / 一般社団法人ビリーバーズ 代表理事 熊野英一さんのコメント
家族心理臨床家・漫画家の団士郎さんから応援メッセージが届きました
静岡県スクールカウンセラー、臨床心理士の石川令子さんより応援メッセージが届きました
田野中恭子さん(佛教大学 保健医療技術学部准教授)より応援メッセージが届きました
本当の意味で「みんなで育てる」ことが可能な社会に(林 真紀)

 

日本の子どもたちの幸せを育むヒントはこの漫画から受けるカルチャーショックから始まる

私がフランスの児童福祉の現場に通い続ける理由は、子どもたちの調子が良くなっていくのにとても勇気づけられてきたからです。日本で出会った子どももこの制度があればもっと幸せに成長できたのにと、たくさんの子どもたちの顔が脳裏に浮かびます。私自身もこんなおとながいる中で子ども時代を過ごしたかったと思いました。

どうしてそう感じたのでしょうか?親子を支援する制度に何か違いがあるからでしょうか?いえ、実は日本とフランスとはそんなに違いがありません。多少細かいところは違えど、日本もフランスとだいたい同じ方向性の政策をとっています。しかし実際の家庭の支え方がまったく違うのです。それは哲学や経験の違いであり、簡単に説明できるものではありません。

でもこの本にはそうした、支援者による支援の実例が豊かに描かれているのです!支援者の動き、言葉遣い、子どもと親との距離感が見えるのは漫画ならでは。そういう、現場の細やかな部分をぜひ日本の皆にも読んでいただきたいです。読んだら「カルチャーショック」を受けること間違いなしです。

それは、児童福祉の現場で働くワーカーだけに限って感じられることではありません。実践知の蓄積、そして子どもを第一に考え一貫して行動しようとする現場の力。それは、

日本で子どもの力になりたいと思っている
多くの大人たちに刺激を与えるでしょう。

この体験をぜひみなさんにも味わって頂きたい。

『ターラの夢見た家族生活』を翻訳出版したい!ご支援お願いします!
 

私はこの本が、日本の全ての子どもが、幸せな子ども時代を過ごせるためにできることが何か、おとなたちがこれまでの「当たり前」を見直し、議論する機会になると願っています。この本は、手に取って頂いた方に、子どもにとってまた社会にとって大事なことを考える機会になるものだと信じています。
 

日本に生まれてよかったと
全ての子どもが思える社会へ

こんな社会を作るために、あなたも仲間になってくださいませんか。
ぜひともご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


書籍紹介

書名:『ターラの夢見た家族生活 〜フランスの子育て支援〜 1~3巻』
原題:La vie rêvée de Tara KABE Tome l - lll
著者: Pavo
発行国: フランス
言語: フランス語
発行年: 2020〜2021年
ジャンル: 一般・コミック・福祉
ISBN:978-2-955-44871-7

※日本語版の想定仕様
日本語版は、2020-2021年に出版された1~3巻を1冊にまとめたボリューム
B5変型/オールカラー/180ページ前後を想定

登場人物

 


著者:PAVO(パボ)

土木工事などさまざまな仕事をしたのち中学高校の歴史と地理の先生になる。しかし、優秀な生徒には特段自分は必要ではないし、困難を抱えた生徒には教師としてできることは少なすぎる、もっと包括的に子どもを支えたいとエデュケーター専門学校に入りなおす。

施設でエデュケーターをしていたときは施設にいる若者たちと絵を描き「自分たちの日常を描こう、でも面白くね!」というアトリエは若者たちに大人気だった。怒りも、激怒だってポジティブな形で表現する方法を見つけることができる、拒否されないで褒められるようなものに変えることができると伝えた。笑えたら、その問題や困難より優位に立つことができると。

その後在宅教育支援の現場に移る。魅力は家族を丸ごと支えることができることだという。エデュケーターとして合計17年働いたのち漫画作家となり、今度はソーシャルワーカーの仕事の素晴らしさを世の中に広く伝えることに挑戦している。



発起人・翻訳:安發明子(あわ・あきこ)
1981年鹿児島生まれ。2005年一橋大学社会学部卒、2018年フランス国立社会科学高等研究院健康社会政策学修士、2019年フランス国立社会科学高等研究院社会学修士 2007年『親なき子 – 北海道家庭学校ルポ』 (ペンネーム島津あき) 金曜日社 2022年「フランスにおける子ども家庭福祉と文化政策」『「健康で文化的な生活」をすべての人に』河合克義、浜岡政好、唐鎌直義監修、自治体研究社

首都圏で生活保護担当として働きバーンアウト。生活保護家庭の子どもたちの暮らしが生活保護によって必ずしも良くなっていかないことに絶望する。重いうつ病で20代で死んでいたかもしれないため、その後の人生はオマケだと思い、やり残したことを全てその年のうちにしようというスタンスで毎年生きのびている。2007年に日本とスイスの施設で暮らす子どものライフヒストリーを書いた本『親なき子』を出版、同じような状況で施設に来ても制度が違えば世界観も未来の展望も違うことを書いた。つまり、制度とサポートがあれば「親ガチャ」は減らせる、実際には「国ガチャ」が起きている。 日本で生まれる子どもが幸せなおとなになれるようにできることは全部したい、その気持ちの1つがこの漫画の日本への紹介です。 
www.akikoawa.com

発起人からのご挨拶
2011年に渡仏、フランスの施設で暮らす子どもたちのもとに通い彼らの施設に来るまでの暮らし、家族、学校、地域、福祉について話を聞いていたときに子どもたちに教えてもらったのが「在宅教育支援」。「エデュケーターが家に来て親と話したり一緒にご飯食べたり、一緒に週末出かけたり親も一緒に旅行に連れて行ってくれたり」.. おもしろそう..!! ということで、在宅教育支援の現場で度々研修生をして日本にその仕事内容を伝えています。

自分の幼少期、思春期を思い返しても、家の中で起きていること、親との関係、学校のこと、将来への不安、家族のことをよく知っていて話を聞いてくれるおとながいたら、親子喧嘩になるようなことを間に入ってくれたら、こじらせずに済んだことがどれだけあっただろう。どれだけ安心して成長しおとなになることを前向きに描けただろう。熱くて優しいエデュケーターたちとメキメキたくましく育ち羽ばたいていく子どもたちに夢をもらっています。

「在宅教育支援」のエデュケーターの仕事の魅力に夢中になったものの、講演や学会で口頭で「こういうことをしたら家族がこう変わったんだよ!」と発表しても文章で書いても、やはり、百聞は一見にしかず。この素晴らしい仕事を多くの人に知ってほしい、けれど行為や関係性を伝える難しさに悩んでいた矢先に出会ったのがこの漫画でした。日本では子育て支援として「在宅支援」を今後強化していくという方針は発表されていますが、どのような形が望まれているかまだ手探りなのが現状です。

合計特殊出生率は日本が1.33人なのに対しフランスは1.88とOECDでもトップ、少子化対策をしたわけではなく家族政策を充実させ家族を支えることに取り組んできました。フランスの子どもが苦労していないわけではないけれど、エデュケーターたちの「子育て経験を親子双方にとって良いものにする」「大事なのはどれだけ仕事をしたかではない、今その子どもが調子がいいかどうか」といった熱い仕事があります。

パリ市のエデュケーターは言います「子どもを守れば守るほど、将来、行動障害や精神的な医療が必要、住居や社会保障のお金が必要なおとなを減らすことができる。教育を受けられケアされた子どもはケアを受けられなかったときより、よい社会の未来を作ることができる」。ではどのようにケアをしているのか? 漫画で楽しんでいただきたいです!

 

✴︎クラウドファンディング期間中は、お得で楽しい先行予約特典が多数ございます。
✴︎目標金額に未達成の際はプロジェクトは非成立となり決済はされず書籍も制作されません。
✴︎発行予定時期:2023年冬目処

※クラウドファンディングの参加方法について

※ヘルプ・よくあるご質問

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