< 運営からのお知らせ>
銀行振込での支援希望をたくさんの方からいただいており、本プロジェクトでは支援終了期日まで、銀行振込での支援もお受けすることとなりました。
銀行振込をご希望される方は、「SOKプロジェクト 銀行振込での支援希望」の件名で、下記アドレスまでメールにてご連絡ください。 担当者より、折り返し手順についてご案内させていただきます。
※ご連絡の際には、パソコンのメールアドレスより御連絡下さいませ。
[email protected](こちらのメールアドレスをクリックいただけると、メーラーが立ち上がります)
======================
はじめまして。認定NPO法人シャイン・オン!キッズ 事務局長のニーリー美穂です。
今回のプロジェクトでは、シャイン・オン!キッズが来年に設立10周年を迎えることを記念した「ファシリティドッグ」の活動を伝える写真集の製作・写真展の開催にチャレンジをいたします。団体を応援してくださっているクリエイターの方々とコラボレーションし、作品として残すことで、ファシリティドッグの活動を今まで以上に広く伝えていけたらと考えています。
皆様からの温かい応援、ぜひともよろしくお願いいたします。
シャイン・オン!キッズは、小児がんや重い病気と闘っている子どもたちの「心のケア」のための活動を行う認定NPO法人です。東京に20年以上住んでいた外国人夫妻が2006年に日本で設立しました。
自分たちの息子が生後1ヶ月に満たないときに急性リンパ性白血病と診断され、日本の病院で懸命の治療を続けましたが2歳を目前に亡くなりました。
つらい闘病生活でも笑顔を絶やさなかった息子の勇気、そして、親として自分たちが日本の入院治療生活で経験したことがきっと役に立つにちがいない、自分たちのように苦しみを背負っている日本の小児がん患者の子どもたちとその家族のためにポジティブな何かを作り出せるはずだ、という想いが発端でした。
入院中の子ども達を支え、前向きに治療を受けられるようになるには何が必要か・・・。そう考えた結果、アメリカのこども病院を視察に行った際に強烈なインパクトのあった、病院に常勤して子ども達の精神面を支え、治療にも携わるファシリティドッグでした。
シャイン・オン!キッズが静岡県立こども病院にファシリティドッグを提供し、2010年1月、日本初となるファシリティドッグが誕生しました。
日本における患者のサポートを問い直し、告知から治療、退院後まで全面的に患者をサポートするシステムを整えたいと願い、2006年にNPO法人の設立に至り、2012年には東京都より「認定」を取得いたしました。
昨年行った三頭目のファシリティドッグ導入のためのクラウドファンディングでは、100人近くのたくさんの方からご支援をいただきました。本当にありがとうございました。(プロジェクトは現在、2016年中の導入を目指して進んでいます)
昨年のプロジェクトページへ
ファシリティドッグとは、ストレスを抱えた人々に愛情と安らぎを与えるよう専門的に訓練された犬です。ファシリティドッグの主な仕事は、知らない人に自分の体を触ってもらい、それを楽しんでもらうことです。特に子どもは動物を抱きしめることが大好きで、このスキンシップには子ども達のストレスを減らし元気づける効果があることが、研究により明らかにされています。
ファシリティドッグの大きな特徴は、病院など毎日同じ施設に勤務し、その施設での個々のニーズに合わせた活動を行えること、時々訪問して触れ合うという短い時間ではなく、多くの時間を同じ犬と繰り返し過ごしていただけることです。勤務する施設のスタッフとして扱われ、患者との交流などを業務として行います。
現在、国内にはシャイン・オン!キッズのベイリーとヨギ(ゴールデンレトリーバー)の二頭しか存在しません。ベイリーやヨギは、子どもたちにとっては「犬」ではなく、一緒に病気を闘ってくれる仲間です。人間ではできない、犬だからこそできる「心のケア」が存在します。
ファシリティドッグは、つらく困難な道のりに耐える子ども達の心を癒し、勇気を与える役割を担います。最先端の医療と心のケアの共存で、よりよい治療環境を患者やご家族に提供することができるようになります。どのこども病院にもファシリティドッグが「居てあたりまえ」の存在にするためには、もっともっとファシリティドッグを知っていただく必要があります。
犬は家族として暮らしてきた欧米と、番犬として屋外で飼ってきた日本とでは、犬に対する感覚が違います。欧米では当たり前のことが、日本では当たり前ではありませんでした。実際にファシリティドッグの活動を始めても、病棟の中まで入れる病棟はたった1つしかなく、ほとんどの病棟は会いたい子が廊下に出てきて会っていました。ハワイのファシリティドッグのもとで研修していた光景との差に、愕然としたこともありました。
しかし、ファシリティドッグが傍にいて頭を撫でながら採血をしたら、いつもは泣き叫んでいた子が泣かずに採血ができたり、手術室まで一緒に行くと、これから手術を受けるというのに嬉しそうに笑顔で入室していきました。そのような話しがスタッフやご家族にも広まっていき、徐々に入れる病棟が増えていきました。
「ベイリーにまた会えたから、入院できて良かった」と、ファシリティドッグがいることで入院を心待ちにする子さえいます。
看取りの子と最期までベッドで添い寝をし、穏やかに、温かい空気の中、見送ることができました。子どもの前では泣けないご家族が、廊下でベイリーを抱きしめて涙を流すこともあります。
今ではICUや手術室まで、すべての病棟に入れるようになっています。「子ども達とご家族には、ファシリティドッグは必要な存在」だと再認識が出来ました。
いくら私たちが「ファシリティドッグ」と強調しても、「病院に犬?」「病院で犬が何をやるの?」と不思議に思われる方が多いでしょう。「きちんとしつけされている犬で十分なのではないか」「ロボットで足りるのではないか」と言われることもあります。
多くの皆さまに「ファシリティドッグがどのような活動を行っているのか」「子どもたちにとってどれほど欠かせない存在であるか」を知っていただくためには、実際にその目で見ていただくことが一番だと考えています。ですが、ファシリティドッグの活動場所は病院、病棟のため、気軽に活動を見学しにきてください、と簡単に言えるものではありません。
そのため、患者様とそのご家族のご協力をいただきながら、今回のプロジェクトで病院現場での写真を撮影し、「写真集」や「写真展」という形として表現をしていくことで、広く皆さまに見ていただくことが、その存在意義を伝える有益な手段と考えています。(支援がたくさん集まれば「映像」としても残し、今後の活動のために使用したいと思っています)
この活動は、ボランティアではできず、医療従事者の資格と経験を持ったハンドラーが毎日責任を持って勤務することによって成り立ちます。人件費も含め、とても大きなお金が必要となります。「犬のためにお金を出すなら、新しい医療機器を買うよ」と思う病院と、ファシリティドッグのためにお金を使おうと思う病院があると思います。「お金をかけずにできる、たまに来るセラピードッグでも同じでしょ」と思う病院もあるかもしれません。
でも、ファシリティドッグにしかできないことは多いです。「今から採血する子が、ベイリーがいれば頑張るって言ってます」「明日手術の子が不安だからベイリーに一緒に手術室まで行って欲しいのですが」と急な依頼に対応できるのがファシリティドッグです。リハビリや精神科の子など、ファシリティドッグを介入させて治療に結びつけることもできます。
ファシリティドッグは、イベントではなく「日常」です。
病院に犬がいる日常の風景は、子ども達の表情の変化や、子ども達との信頼関係ができているファシリティドッグの表情など、その場の雰囲気も含めて見せていかないと伝わりません。そのため私達の活動の10周年を記念して行う必要があるのは、そんな病院現場での写真撮影をし、より多くの病院へ、子ども達へ、一般の方々へ伝えていくことであると感じました。
▲子ども達から届いた絵とメッセージ
今回のプロジェクトでは、段階的に目標を掲げてチャレンジを行います。
第一目標の100万円が集まれば、「ファシリティドッグの病院での活動写真撮影および写真集制作」を行います。
撮影した写真は、すでに開催が決定している静岡県静岡市の駿府博物館でのファシリティドッグ写真展(2016年7月~9月を予定)に展示し、多くの人にファシリティドッグの活動を認知理解していただきます。
また撮影した写真は「ファシリティドッグ写真集」として制作販売し、ファシリティドッグプログラムのための活動資金に充て、今後の活動に活かして参ります。
第二目標:200万円
ファシリティドッグプログラムをよりわかりやすく、幅広く啓蒙するための「動画制作」を行います。
第三目標 300万円
シャイン・オン!キッズの設立10周年企画として、東京(または東京近郊)と大阪の会場でもファシリティドッグ写真展を開催いたします。その開催のための輸送費等の経費、会場費などの費用の一部にあてさせていただきます。
ファシリティドッグを必要としている子ども達はまだまだたくさんいますが、まだ日本には2頭しかいません。日本中のこども病院に「ファシリティドッグがいて当たり前」な世界を実現させたいと思っています。
写真集には、私たちのファシリティドッグプログラムの参加者(受益者)の病気と闘っているお子さんやそのご家族、過去にベイリーやヨギと入院中に触れ合ったお子さんたちが書いたメッセージ、手紙、詩なども写真とともに紹介する予定です。
実際にファシリティドッグの存在によりお子さんたちの笑顔が増えているか、喜んでくれているか、ご家族が癒されているか、といった声も一緒にお届けすることで全国の子供病院や小児病棟にファシリティドッグを増やして行きたいです。
今回のプロジェクトをきっかけに、多くの病院にその必要性を理解してもらえるようになり、まだファシリティドッグがいない病院にも、「うちの病院にも必要だ。」と思ってもらえるようになると感じています。それによって闘病生活を送っている子ども達・ご家族を今まで以上に支援することができます。
プロジェクトへのご参加、お待ちしています。
・いままでに公開していない、ベイリーもしくはヨギの特別な写真付お礼メール
・ファシリテリィドッグハガキセット(5枚)
・いままでに公開していない、ベイリーもしくはヨギの特別な写真付お礼メール
・ファシリティドッグオリジナルノート(各ページにベイリーとヨギのパウプリント(足型)がデザインされています)
・書籍「ベイリー、大好き」
文ー岩貞るみこ 写真ー澤井秀夫 出版ー小学館
・いままでに公開していない、ベイリーもしくはヨギの特別な写真とお礼メール
・ファシリティドッグオリジナルノート(各ページにベイリーとヨギのパウプリント(足型)がデザインされています)
・書籍「ベイリー、大好き」
文ー岩貞るみこ 写真ー澤井秀夫 出版ー小学館
・いままでに公開していない、ベイリーもしくはヨギの特別な写真とお礼メール
・ファシリティドッグのぬいぐるみ(サイズ未定)
・ファシリティドッグオリジナルノート(各ページにベイリーとヨギのパウプリント(足型)がデザインされています)
・書籍「ベイリー、大好き」
文ー岩貞るみこ 写真ー澤井秀夫 出版ー小学館
・ファシリティドッグのぬいぐるみ(サイズ未定)
・写真集の印刷版1冊(5月以降発送予定)
・写真集の特別支援者ページに感謝の気持ちを込めてお名前を掲載させていただきます。
(もちろんニックネームや匿名希望も承ります)
・ファシリティドッグオリジナルノート(各ページにベイリーとヨギのパウプリント(足型)がデザインされています)写真家が
裏表紙にサインします
・ファシリティドッグのぬいぐるみ(サイズ未定)
・写真集の印刷版2冊(5月以降発送予定)
・写真集の特別支援者ページに感謝の気持ちを込めてお名前を掲載させていただきます。
(もちろんニックネームや匿名希望も承ります)
・カスタマイズされたネームタグ